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通院レポート 通院レポート
#足底筋膜炎

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    • 足底筋膜炎
    • 施術期間2か月
    • 10代・
    • 男性(学生)

    この記事は、2年以上も足底筋膜炎で歩く度に激痛を感じていた陸上部の少年が思いきり走れるようになるまでの過程を記しています。 少年の感想・口コミも交えながら、足底筋膜炎を治すための重要な治療ポイントとは?についても詳しく記載していきます。 「インソール」「マッサージ」を続けても一向に足裏の痛みが治らず、不安を感じている方は是非、最後までご覧になってください。 インソールやマッサージで治らず、走る事も出来ない状態に 【患者】 10代、男性、陸上の短距離選手 【症状】 両足の足底筋膜炎 足底の痛み、腫れ 【来院経緯】 発症は2年前。 部活で『片足立ちの状態から屈伸をする』という筋トレを毎日続けたことで、両足の踵(かかと)に痛みを感じるようになる。はじめは我慢できる程度の痛みであったため、患者はそのまま練習を続けた。その後、近所の整骨院を受診し、マッサージやストレッチ、鍼灸治療を何度か受けたが改善しなかった。また、違う治療院にも何度か通院したものの、症状に変化はみられなかった。すると、症状はどんどんと悪化していき、3か月後には痛みが足底全体に広がりをみせた。 また、走る練習を繰り返すことで、足底の筋肉が硬く張ってきて、足底の腫れ・硬結もみられるようになる。 その後、整形外科でレントゲンを撮影し、医師からは「足底筋膜炎」と診断を受ける。病院でオーダーメイドのインソールを作成し、それを着用して練習を続けるが、症状は一向に改善しなかった。それからは、どんな治療をしても足底の痛みは改善せず、患者は治療院や病院に通う事を断念。発症から2年が経過し、患者は中学3年に進級する。走りこむ練習をすると両足の裏が腫れあがり強い痛みが出るため、走る練習は一切せずに筋トレ中心のメニューを行っていた。そんな状態でも患者は陸上の全国大会に出場し、ジュニアオリンピックにも出場した。高校がスポーツ推薦で決まり、練習内容も今まで以上に厳しくなる事が予測される中、患者は「この足の状態で、高校の練習に付いていくことが出来ないのではないか。」と危惧の念を抱くようになった。そんな折、同じ部活の友人から当院の治療で足の痛みが全くなくなった、という話を耳にする。 患者は「高校生になるまでに少しでも足の状態を良くしたい」と思い、友人の口コミを信じて当院に来院することを決意する。 足底筋膜炎の治療経過 初回 ①足底の圧痛②足底の腫脹(下写真参考)③股関節・膝関節の捻じれ④足指の可動域低下⑤腹部の緊張 患者の体に上記の異常を確認。 赤〇の広範囲が痛みを訴えている箇所であり、触診で明らかな腫脹を確認した。写真は左足だが、右足も同様の状態であった。患者から「2か月後の2月に高校の陸上練習が始動するため、それまでに治したい」との要望を受ける。治療:曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼足関節アライメント調整、下腿循環調整、アキレス腱調整 2診目(初回から2日後) 足底の圧痛は減少したものの、まだ痛みや腫脹は確認できる。治療:曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼足関節アライメント調整、下腿循環調整、アキレス腱調整 、腸脛靭帯弛緩調整 5診目(初回から11日が経過) ①足底の圧痛 初回に確認された上記の異常が消失。患者から「一昨日、体育でサッカーをした。今まではサッカーの後は足裏がパンパンに張って痛みが強く出ていたが、今回は足裏が腫れあがる事はなかった。」と報告を受ける。治療:曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼足関節アライメント調整、下腿循環調整、アキレス腱調整 、腸脛靭帯弛緩調整 8診目(初回から24日が経過) ②足底の腫脹 初回に見られた上記の異常が消失。 初診時、足底の腫脹によって皮膚が張り詰めていたため、患者の足底には皺が一切なかった。しかし、腫脹が消失したため、患者の足底に皮膚に皺が入っているのがよく分かる。特に右足はそれが顕著に出ている。患者から「自分で足裏を見ると、今までと足の形が違ってきているのがよく分かる。走る時の痛みも以前ほど感じなくなっている」との報告。治療:曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼足関節アライメント調整、下腿循環調整、アキレス腱調整 、腸脛靭帯弛緩調整 12診目(初回から1か月と10日が経過) ③股関節・膝関節の捻じれ 初回に確認された上記の異常が消失。患者は陸上練習を再開できるまでに改善。また、スパイクシューズを履いて練習出来るようになる。患者から「競技場に行き、スパイクを履いてトレーニングをした。久しぶりにスパイクを履いて、何本も短距離を走ったが、痛みや足裏の腫れはなかった。左足が多少違和感ある程度であった。」との報告を受ける。以前までスパイクを履いて練習すると100m×3本だけで激痛があったようだが、今回はそれもなかったようである。 治療:曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼足関節アライメント調整、足指アライメント調整、腸腰筋調整、殿筋弛緩調整 16診目(初回から2か月が経過) ④足指の可動域低下⑤腹部の緊張 初回に確認された上記の異常が消失。治療開始から2か月、患者が治したい期日であった2月に入る。患者から「高校の部活に1日参加したが、足裏の痛みはなく思い切り走る事が出来た」との報告を受ける。 治療:曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼足関節アライメント調整、足指アライメント調整、腸腰筋調整、アキレス腱調整次回から1か月に1度のメンテナンス期に移行する旨を伝え、治療終了とした。 2年間も足底筋膜炎に悩んでいた患者さんの感想・口コミ またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?足の裏の痛みがありました。くつのソールを作ったりしていました。 友達が行っていたので、大丈夫でした。 すごくいたいですが、終わったら体がかるくなっていたりと、すぐに変化を感じることができました。 今まで、だましだましやってきたけれど、今はのびのび楽しく走れるので、最高にうれしいです。いろいろ学ぶこともあったので、良かったです。今シーズン10秒6台を出せそうです。 【考察】足底筋膜炎は「足底」に原因はない 初診時、彼の足底は腫れがとても酷く、私が今まで見てきた足底筋膜炎の中でも特に重度の状態でした。今まで両足に足底筋膜炎を抱え、「よく陸上を頑張ってきたね…」と感心する程でした。 ですが、彼はここまで重症化するまで、ただ治療をせずに放置していたわけではありません。 今まで治療院や病院に何か所も通い、沢山の治療を受けたにもかかわらず、全く症状は改善しないまま、どんどん痛みが悪化していったのです。 最後には、”治療”に希望が見いだせず、すべての病院の通院を断念してしまいました。 これから高校に入り陸上競技を続けていく未来がある彼にとって、何をしても治らない状況はとても不安に思ったはずですし、ツライ想いもしたと思います。今までの治療で治らなかったぶん、当院を受診するのもきっと勇気が必要だったはずです。 ですが、初診の時点で、私は「彼を治してあげられる」と確信したので、それをはっきりと伝えました。 それでは、なぜそう確信できたのか?それは、初診の時点で”痛みの原因”を特定できたからです。 今まで彼はインソールや足のマッサージ、ストレッチなど、足底に対してのアプローチを続けてきました。彼に限らず、足底筋膜炎は上記の施術をされるのが一般的です。 ですが、実はこれらの施術では、足底筋膜炎は治りません。それは足底筋膜炎は「足底に原因がない」からです。 原因でない部分をいくら治療しても、痛みが治らないのは当然の話です。足底筋膜炎の施術で最も重要な事は、「痛みの原因を特定したうえで治療をする」ということです。 彼の場合は、それを初診で特定できたため、たった2か月という短い期間で思い切り走れるまでに改善したのです。 それでは、彼の原因はどこにあったのか?この原因について次の章で詳しく解説していきます。 「足の指」は身体の重心移動に必要不可欠 ずばりお伝えすると、彼の根本原因は「足指の可動域の低下」でした。 股関節、膝関節や足関節は、足にかかる負担を軽減させるためのクッションの働きをしています。ですが、それ以上に足への負担を軽減させる力を持っているのは「足の指」です。 つまり、 足の指の可動域が悪いと、足底に必要以上の負担がかかってしまうのです。 足指は、足の重心を安定させたり、歩く時や走る時の滑らかな重心移動に必要なもので、特に”親指”と”小指”は、踵と共に足を支える三角形の二つの頂点に位置し、重心の制御と大きく関係しています。 彼の場合、この二つの頂点がほとんど機能しておらず、重心が踵や足底にばかり乗っている状態でした。「走っていると足底がパンパンに腫れてくる」というのは、まさに足の重心移動がうまく出来ていないために現れていた症状でした。この状態が慢性的に続いた事によって、初診の写真のように足底があれほど酷く腫れあがっていたのです。 これでは、いくらふくらはぎのマッサージやインソールを作っても意味がありません。 余談になりますが、足底筋膜炎ではタオルギャザー(足底の筋力増強を目的とした運動)や足底のマッサージなどを勧められる事がありますが、これは症状の悪化に繋がる可能性が極めて高いです。足底に炎症が出ている時に、無理やり動かしたり、強く触るのは炎症を強めるだけです。 原因を特定せず、状況を見極めないうちに、闇雲に治療をするのはとても危険であるというわけです。ですが、原因さえ特定してしまえば、2年間も改善しない状態であったも、たった2か月で思い切り走れるようになるのです。 当院の彼への治療では、この足指の可動域を上げる事をメインに行いました。それだけでも足底の腫脹・圧痛は消失し、そして股関節・膝関節の捻じれを整えた事で、より足底にかかる負担が軽減されました。 これにより、今まで練習時に履くと激痛を引き起こしたスパイクシューズでの練習も叶い、高校入学までに足底筋膜炎を完治させることができたのです。 「歩く事が怖い」から「歩く事が楽しい」に。 「地面に足を付けるのが怖い…」「歩くことさえ怖い…」 これは、ほとんどの足底筋膜炎の方が思う事でしょう。通常、生活をしていて、こんな事を思う事はあまりないはずです。それは歩く事や走る事が出来て当たり前の動作だからです。 ですが、足底筋膜炎の方は、この当たり前の動作の度に、痛みを感じてしまいます。この状態が続くと、歩く事が恐怖に感じてしまうのは当然です。 もし、足底筋膜炎が病院に行って「必ず治る」疾患であれば、この恐怖もそこまで重く感じないでしょう。ですが、足底筋膜炎は人によって原因が異なるため、明確な治療法が確立されていません。病院でも治らずに何年も我慢している方が沢山存在しているのです。 でも、だからといって治療を諦める必要はありません。今まであなたの痛みが治らないのは「痛みの原因」が解消できていなかったからです。 やみくもに治療をするのではなく、まずはあなたの「痛みの原因」を特定しましょう。 そして、その時に頼っていただきたいのは、当院です。私は、今まで多くの足底筋膜炎を施術してきてました。その中で培ってきた経験から、自信をもって「足底筋膜炎の根本治療」をさせていただきます。 なにより私は「どこに行っても良くならなかった人こそ何とか治してあげたい!」という強い想いを持っています。 もう一度、お伝えします。私を頼ってきてください。歩いたり走ったりが当たり前に出来るよう、精一杯お手伝いさせていただきます。

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