この記事は、 メニエール病による重度のめまいで、幾度となく嘔吐して、日常生活もままならない女性が完治するまでの過程を記しています。 お薬や生活習慣の見直しを続けても”めまいの再発”が続いている方にとってきっと希望となる記事です。 メニエール病を治すための重要な治療ポイントとは?などの詳しい解説も交えながら、患者さんの改善過程も記しています。 最後には、実際の患者さんの感想もご紹介しているので、是非ご覧ください。 繰り返すめまいで出勤できない状態に 【患者】 50代、女性、主婦(パート) 【症状】 メニエール病 回転性めまい、聴力減少、耳鳴り、吐き気、嘔吐 【来院経緯】 めまいの発症は2か月前。 患者は朝起きたときに、右耳が聞こえにくくなっている事に気づく。その後、ベッドから立ち上がろうとした時に視界がグルグルと回るめまいに襲われる。 酷いめまいが1時間以上続いたため、ご主人の助けを借りて耳鼻科を受診。検査では”聴力減退”が指摘され、医師から「メニエール病」と診断を受ける。 病院では点滴を行い、利尿剤・抗めまい薬・ビタミン剤を処方される。帰宅後、一時的にめまいは解消されたが、その後は頻繁にめまいを繰り返すようになる。 発症してから2週間は調子が悪い状態が続いたため、日常生活にも多大な支障をきたし、 パートにも出勤できなくなる 。 薬でもなかなか改善が見られなかったため、めまい専門の病院を受診する。この病院でも「メニエール病」と診断を受け、違う薬が処方された。 発症してから2か月が経過し、聴覚は比較的戻ってきたが、めまいはまだ頻繁に出る状態が続く。 また、めまいが出ると同時に耳鳴りや耳閉感が現れるため「再び聴力減退をおこさないか?」という不安を感じるようになる。 めまいの発作は少なくても2日に1回はあり、めまいにより何度も嘔吐をする事もあるため、体重も減少する。この状態を見かねたご主人がネットで当院を知り、受診を決意する。 メニエール病の治療経過 初回 頭蓋骨の歪み頸部・腹部の緊張腹膜の緊張胸郭の動き低下 患者の体に上記の異常を確認。 治療:曲池・手三里に接触鍼、大敦に置鍼頸椎調整、自律神経調整、内臓調整、肋骨調整 2診目(初回から2日後) 患者から「施術後に体の軽さを感じた」との報告を受ける。 治療:曲池・合谷に接触鍼、大敦に置鍼頸椎調整、頭蓋骨調整、自律神経調整、内臓調整、背部兪穴にお灸 4診目(初回から1週間) 患者から「今週はめまいが2回しか起こらなかった」との報告を受ける 胸郭の動き低下 上記の異常が大幅に解消。 治療:曲池・手三里に接触鍼、足三里に置鍼頸椎調整、頭蓋骨調整、自律神経調整、肋骨調整 6診目(初回から15日が経過) 患者から「発作的に起こるめまいの回数が減少し、今週は1回も嘔吐しなかった」とのこと。 患者の自覚として、首と背中の緊張が緩んできたという。 頸部・腹部の緊張 施術者としても上記の状態は解消しつつあると確認できる 9診目(初回から22日が経過) 腹膜の緊張頭蓋骨の歪み 上記の異常が解消。 先週は一度もめまいの発作がなかったため、次回からは治療間隔をあけていくように伝える。 治療:曲池・合谷に接触鍼、足三里に置鍼頸椎調整、内臓調整、自律神経調整、肋骨調整、背部兪穴にお灸 12診目(初回から1か月2週間が経過) 患者から「この3週間、めまいや耳鳴りを感じなかった」との報告を受ける。 頸椎・腹部の緊張 上記の異常が解消。 症状で生活に支障が出なくなり、今まで通りの生活を送れるようになったようだ。良好な結果が得られ、本人も家族も喜んでいるとのこと。次回からはメンテナンス期に移行する旨を伝え、治療終了。 患者さんの感想・口コミ 回転性のめまい、耳鳴りもありました。時には吐いてしまう事も…。お薬を飲んでおりました。 心配はありましたが、先生がお優しく接して下さいましたので、安心する事ができました。 リラックスして治療を受ける事が出来、時には私を笑わせて、励ましの言葉も頂き、精神的にも身体的にも支えて下さいました メニエール病で本当に辛い時がありましたが、こちらにお世話になり救われました。今では普通に生活が出来、先生には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!! 【考察】メニエール病のめまいと耳鳴りを解消するうえで重要なこと 今回の患者さんであるK・Aさんは、かなり重度なメニエール病に苦しんでおられました。2か月間も繰り返すめまいと耳鳴り、吐き気、嘔吐…、すごくお辛い状態だったと思います。 メニエール病は症状を繰り返す特徴があり、またその症状は不定期に発症します。気圧やストレス、環境の変化などによって発作が起こりやすいと言われていますが、それも定かではありません。 家の外で発症してしまうと、その場から動けなくなってしまうため、家の外に出るのが怖くなってしまう方が多いです。 K・Aさんもまさにこの状態でお悩みでした。今までのような生活が出来なくなり、外にもほとんど出られなくなってしまったようです。 病院では、お薬の処方の他に「ストレスの排除、規則的な食事や睡眠、軽い運動」を勧められていました。そのためK・Aさんは、出来るだけ心身にストレスのかからない生活を送る努力をされていたようです。 確かに、メニエール病を解消するうえで「ストレスの排除」はとても重要です。私もこれは間違いないと考えています。 というのも、メニエール病の原因は「内リンパ液の過剰分泌(内リンパ水腫)」によるものです。そしてそれはストレスによって促進されるからです。 そのため病院でも「ストレスの排除」を進言されるのです。 ですが、ここで重要な事をお伝え致します。 実は、ストレスにさらされても全く体に影響のない方もいるのです。その一方で、メニエール病を発症する方の多くは、ストレスにさらされた時に”通常よりもダメージを受けやすい状態”にあるのです。 つまり、ストレスの感受性が高くなっているという事です。そのため内リンパ液の過剰分泌を引き起こし、めまいや耳鳴りを繰り替えしてしまうのです。 そして、その原因は「身体の疲労蓄積」にあります。身体が疲労していると、少しの運動でも疲れをすごく感じる事がありますよね。メニエール病の方はまさにこの状態であり、それによってストレスの感受性が高くなっていたのです。 それでは、なぜこのような疲労状態に陥ってしまうのか?を次の章で解説していきます。 「自律神経の乱れ」と「胸郭」の関係 疲労には、長期の疲労と短期の疲労があります。 長時間の運動や仕事を続けると、誰でも疲れが出てきます。 そんなとき、十分な休息や睡眠をとることで疲労を回復できる場合は、「短期的・生理的な疲労」であり、特に問題はない疲労です。しかし、十分な休息をとっても疲労が回復しない、全身のだるさや倦怠感が長く続くのは「長期的な疲労」であり、病的な問題になります。 そして、その原因は「自律神経の乱れ」にあるのです。多くのメニエール病の方は、この自律神経が乱れており、免疫力の低下が見られます。 自律神経の乱れは、環境の要素や気温の変化など、沢山の原因が重なる事で引き起こされますが、K・Aさんの場合は「胸郭の動きの低下」によって引き起こされていました。肩が内に入り腰が丸まっている、いわゆる”猫背の姿勢”により、肋骨の動きが阻害され、胸郭がほとんど動いていない状態でした。これにより、肺がしっかりと膨らまず、呼吸がとても浅くなり、自律神経に異常をきたしてしまったのです。 また呼吸が浅くなることで、酸素摂取量が減り、血中の酸素濃度も減るため体力が失われます。それに加え、胸郭の上下に配置されている頸部・腹部の緊張も強まり、身体に疲労が蓄積されていました。 まさに負のループに陥っていたのです。 治療では、この胸郭の動きを正常にし、肺をしっかりと動かす事をメインに行いました。肺が動くことで、呼吸量が増えていき、徐々に自律神経の乱れが整うようになっていきました。また胸郭が正常に動くようになったことで、頸部・腹部の緊張が減少し、体の慢性的な疲労も取れていったのです。 そして最終的には、めまいを繰り返すことなく、完治となりました。 人によって自律神経の乱れる原因は異なりますが、必ず身体にどこかに異常があるため自律神経が正常に働かなくなってしまうものです。今回のように、しっかりと原因を見極められた事で、薬でも治らなかったメニエール病が完治に至ったのです。 メニエール病は早期に治療する事で大幅に改善率がアップします メニエール病にお悩みの方は、常に不安と戦いながら生活をされていると思います。今回のK・Aさんも、当院に来院するまで病院に2か所かかり、それでも治らず不安な思いをされていました。 「メニエール病は付き合っていくもの」と考えられている方もいらっしゃいますが、私はそうは考えていません。 やはり、適切な治療をする事で症状は大幅に改善していくものだからです。なので、もしメニエール病にお悩みの方は是非当院にご相談して頂ければと思います。また、早期に治療を開始する事で改善度は高まるため、現在病院で治療中であっても並行して来ていただければと思います。 諦めないでだいじょうぶです。あなたの症状を良くするために全力で治療に取り組みます。この記事をきっかけに少しでも希望を持っていただけたら幸いです^^
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メニエール病
- 内科系
- 頭
- 耳
病院でも「メニエール病」が治らなかったあなたへ
このページは、
「メニエール病」に悩んでいる方に向けての内容が記されています。
症状が起こる原因を深く理解をしていただき、
実際にメニエール病が改善した人の感想と共に「めまいと耳鳴りを解消する方法」をお伝えしていきます。
- 視界がグルグルと回転している…
- 耳鳴りや難聴、耳閉感がある
- めまいによる強い吐き気で、頻繁に嘔吐してしまう…
- 薬を飲みすぎてしんどい…
きっと様々な辛い症状と不安があると思います。
でも、だいじょうぶです。
あなたのメニエール病を解消するための方法がここに書かれています。
適切な施術をすることで、日常生活に支障が出るほどのめまい・耳鳴りが大きく解消される方が多いです。
メニエール病にお悩みの方は今からお伝えする内容を是非ご覧になっていただきたいと思います。
目次
メニエール病とは
まずメニエール病とは、耳の奥(内耳)にある三半規管(さんはんきかん)と蝸牛(かぎゅう)を満たしている内リンパ液が増える事(内リンパ水腫)によって発症する疾患です。
三半規管は平衡感覚を司り、蝸牛は音を感じる感覚器官です。
内耳のなかで「内リンパ水腫」の状態が起きることで、この2つの器官が障害され、平衡感覚や聴覚に異常が現れるというわけです。
メニエール病の症状
メニエール病は「回転性のめまい」と言われ、グルグルと視界が回るめまいが特徴的です。
また回転性のめまいに加え、以下の症状も現れます。
- 耳鳴り・難聴
- 耳閉感
- めまいによる吐き気
- 嘔吐
- 傾斜感
同じ耳鼻科疾患でめまいがある病気として「良性発作性頭位めまい症」が知られています。
良性発作性頭位めまい症は、めまいの持続時間が1分以内と短いのに比べて、メニエール病のめまいは持続時間が20分以上~数時間と長いことが特徴です。
めまいが出た時に知っておくべき2つのポイント
めまいが起きると「メニエール病かな?」と不安に思われる方が多いようですが、
めまいを自覚した方の80%は「良性発作性頭位めまい症」によるものというデータもあります。
そこで、
今から”あなたのめまいはメニエール病なのか?”を知るための2つのポイントをお伝えいたします。
症状を繰り返しているか?
メニエール病は、症状を繰り返す事が特徴的です。
単なるめまいだけではメニエール病と診断はされません。
そして、めまいの発作を繰り返すたびに症状が悪化していく傾向にあります。
聴覚障害はあるか?
メニエール病は、めまいと聴覚障害を併発します。
前述しましたが、その理由は蝸牛(聴覚)と三半規管(平衡感覚)のどちらもが内リンパ水腫による圧迫を受けるためです。
めまいは発作の度に悪化していく傾向にありますが、その一方で聴覚は発作後に症状がだんだんと軽くなる事があります。
しかし、中には後遺症として耳鳴りや耳閉感が残ってしまうという方もいます。
いかがでしたか?
ここまでメニエール病の基準を書いてきましたが、基本的にはめまいが起こったら、まずは耳鼻科の受診をお勧めしています。
安易に自己判断をしないように気を付けてくださいね。
では次の章では、
一般的に行われるメニエール病の治療について解説していきます。
メニエール病は「薬」と「ストレス排除」では治らない!?
一般的に病院での治療は、”第一に投薬治療”、”第二に生活習慣の見直し”を指導される事が多いです。
投薬療法では、
- 内リンパ液を排除するための利尿薬
- 神経を落ち着かせるための抗不安薬
- ビタミン剤
などが処方されます。
体の余分な水分を体外に出すために利尿剤(ほとんどの場合イソバイド)やまた、聴力の改善のためにビタミン剤が処方されることがよくあります
生活習慣の見直しでは、
- 質の良い睡眠
- 軽い運動
- バランスのとれた食事
が指示され、生活の中で出来るだけストレスを解消する事を重要視されています。
メニエール病の方なら一度はネットでこの疾患について調べた経験があると思いますが、その際に「身体にストレスをためないように」という記載をよくみかけたはずです。
実際、メニエール病とストレスは密接な関係にあるため、生活で感じるストレスを排除する事は重要です。
きっと、このページをご覧のあなたも
生活習慣の見直しをしてストレス解消に励まれたり、病院でのお薬を毎日服用されている方がほとんどだと思います。
しかし、中にはこれらの治療でもメニエール病が改善せず、「いつまでこの症状と付き合わないといけないのか…」「本当に治るんだろうか…」と不安な思いをしている方もいるでしょう。
実は、このようなお悩みをお持ちの方はあなただけではありません。
残念ながら、
投薬療法やストレスを排除してもメニエール病が改善しない方は多く、長年症状と付き合って生活している方が存在しているのです。
というのも、現代医学的にメニエール病は明確な治療法は確立されていないのです。
”メニエール病はこの治療をしたら必ず治る”という方法がないため、医療者達からはひそかに”難治性の疾患”と言われている程なのです。
ですが、安心して下さい^^
当院に来院されるの方の多くは、あなたと同じ様に病院の治療でもなかなか改善せずに、藁をもすがる思いの方ばかりです。
私たちは「病院で治らなかったメニエール病を完治させる」という目標を掲げ、メニエール病を長年研究してきました。
この長年の研究により、メニエール病はもちろんのこと、
病院で原因不明とされるめまいに対しても効果のある施術法を確立するに至りました。
それは、メニエール病の症例数の多さ・改善率の高さが証明しています。
その中の一部である実際の「声」に耳を傾けてみてください。
メニエール病が解消した方々の喜びの感想
悪化していくメニエール病の症状が解消されました!
Q1、どのような症状でお困りでしたか?
またお困りの症状を治すために今までどのような治療を受けてこられましたか?
メニエール病で仕事だけでなく日常生活にも困るようになりました。以前は耳鼻科でて薬を処方してもらっていましたが、定期的に症状が出てその度にいっそう悪化していました。
Q2、鍼灸治療など当院来院にあたって心配はなかったですか?
またその心配はどうやって解消しましたか?
ウェブでの評価は高かったですが、やはり心配ではありました。しかし他に方法は見つからず妻のすすめもありお世話になりました。
Q3、当院の施術を受けたときの印象・感想を教えてください。
身体の中心から自分の持っている治癒力を引き出す方法と聞きましたがやはりなぜこの方法で良くなるのか理解できませんでした。
Q4、症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!
先生にも伝えましたが、「私の寿命が10年延びました。」
今では普通に生活が出来ています!
Q1、どのような症状でお困りでしたか?
またお困りの症状を治すために今までどのような治療を受けてこられましたか?
回転性のめまい、耳鳴りもありました。
時には吐いてしまう事も…。お薬を飲んでおりました。
Q2、鍼灸治療など当院来院にあたって心配はなかったですか?
またその心配はどうやって解消しましたか?
心配はありましたが、先生がお優しく接して下さいましたので、安心する事ができました。
Q3、当院の施術を受けたときの印象・感想を教えてください。
リラックスして治療を受ける事が出来、時には私を笑わせて、励ましの言葉も頂き、精神的にも身体的にも支えて下さいました。
Q4、症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。
担当が最高に喜びます!
メニエール病で本当に辛い時がありましたが、こちらにお世話になり救われました。
今では普通に生活が出来、先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!!
以前からは想像もしない程、回復しました!
Q1、どのような症状でお困りでしたか?
またお困りの症状を治すために今までどのような治療を受けてこられましたか?
メニエール、吐き気とめまいがひどく、食欲がほとんどありませんでした。
病院で薬をもらうのと点滴を時々打ってもらっていました。
Q2、鍼灸治療など当院来院にあたって心配はなかったですか?
またその心配はどうやって解消しましたか?
少し不安はありましたが、ネット上の評判も良かったですし、藁をもすがる思いで来院しました。
Q3、当院の施術を受けたときの印象・感想を教えてください。
先生はとてもお優しく、娘の私も一緒に治療室へ入って話をよく聞いて頂きながら施術して下さったので不安もなくなりました。
Q4、症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。
担当が最高に喜びます!
2か月程前からは想像もつかない程回復して普通の生活が出来るようになったので、先生には本当に感謝しかありません。
ストレスだけでない。メニエール病の隠れた原因とは?
前述したとおり、
メニエール病の主な原因は「精神的ストレス」「身体的ストレス」であり、これらを解消する事はとても重要です。
実際、「ストレスによって内リンパ液が過剰に分泌する」という事は、近年の研究で判明しています。
内リンパ液が過剰に分泌される事によって、平衡感覚障害(めまい)や聴力障害(耳鳴り・難聴)が起こるので、ストレスや疲れを積極的に排除する必要があります。
ただし、
メニエール病を発症する原因は、ストレスの他にも原因があるのです。
この原因を解消しないかぎり、症状は繰り返し引き起こされてしまうのです。
では、その原因とは何でしょうか?
その原因は以下の2つです。
- 自律神経の乱れ
- 脳脊髄液の滞留
自律神経の乱れ
そもそも現代社会においてストレスを完全になくす事は容易ではありません。
ですが、
人には免疫力や自然治癒力というものがあり、少々のストレスを受けても休息や睡眠をとる事でストレスが解消していくようになっています。
しかし、自律神経が乱れると、免疫力の低下や睡眠の質が悪くなり、ストレスのダメージを必要以上に受けてしまい、身体に疲労が蓄積されます。
この状態が慢性化することで、ストレスをきっかけにメニエール病を発症してしまうのです。
脳脊髄液の滞留
自律神経の乱れ以外にも、脳脊髄液(のうせきずいえき)の滞留もメニエール病の原因となります。
脳脊髄液とは、脳内で作られる無色透明の外リンパ液のことです。
頭蓋骨やくも膜の隙間を満たしており、その一部は脊髄内に入り循環しています。
栄養補給や不要物質除去の役目をもつ脳脊髄液(外リンパ液)ですが、その流れが滞留する事で内耳の内リンパ液の圧力が高まり、メニエール病を引き起こしてしまうというわけです。
そのため、脳脊髄液の滞留は放置してよいものではないのです。
では、次の章で”自律神経の乱れ”と”脳脊髄液の滞留”をどのように解消していくか?をご説明していきます。
めまいと耳鳴りを解消する4つの根本治療
前述のとおり、メニエール病の隠された原因は「自律神経の乱れ」と「脳脊髄液の滞留」です。
それでは、どのよう方法でメニエール病を解消するのでしょうか?
では、今から当院が行うメニエール病を解消する4つの根本治療についてご説明していきましょう。
当院では以下の4つの根本治療を行い、メニエール病の症状を無くしていきます。
- 自律神経の調整
- 硬膜調整
- 内臓調整
- 顔面部の鍼
自律神経の調整
自律神経が乱れている方は、背骨の歪みや付随する筋肉の緊張が強く出ます。
特に背中は、自律神経の交感神経(身体が活発に動くときに優位になる神経)が走っているため、脊柱に歪みや緊張があることで、常に交感神経が優位になります。
それによって、
- 身体の緊張が抜けない
- 精神的に落ち着きがない
- 疲れが取れない
- 睡眠の質が悪くなる
などの症状が出ます。
当院ではまず、脊柱(頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨)の歪みを整え、自律神経が正常に働くしていきます。
内臓の調整
次に、「内臓の調整」も重要な要素になります。
まず脳からの指令(図①)は、脊髄へ伝わり末梢神経(図②)を介して各内臓(図③)に伝えられます。
※ここでお伝えする末梢神経は自律神経の事です。
反対に、内臓の情報(図③)は末梢神経(図②)をつたい、脊髄へ、そして脳(図①)に伝えられます。
脳からの指令が上手く伝わらないと、脊髄や内臓は動きにくくなったり、正常に働かなくなります。
これと同様に、内臓の不調があると、末梢神経(自律神経)も同時に乱れてしまうのです。
その乱れは脊髄に波及し、脳にも伝わります。
「内臓不調→自律神経の乱れ→背骨の歪みや緊張→脳にストレス→内リンパ過剰分泌→めまい」
という負のループに陥ってしまうのです。
メニエール病を発症する方の多くは、自律神経は乱れはもちろん、内臓不調も同時に発症しています。
自律神経の乱れを解消すると同時に、内臓調整を行うことで、相乗的に症状の改善を促す事が出来るというわけです。
硬膜の調整
さらに、メニエール病を克服するために頭部の施術も行っていきます。
頭部の施術で重要なのは「硬膜(こうまく)」です。
硬膜とは、脳と脊髄を覆う3層の髄膜(軟膜、クモ膜、硬膜)の内、一番外側に位置する膜です。
メニエール病の方はこの硬膜が緊張状態にある事が多いです。
硬膜が緊張していると、脳脊髄液(外リンパ液)の流れが悪くなり、全身の緊張・血液の循環障害を引き起こしています。
そのため、頭蓋骨の骨をひとつひとつ調整し、硬膜を緩めていきます。これにより、脳脊髄液(外リンパ液)と内耳を流れる内リンパ液の量を正常にしていきます。
顔面部の鍼
最後に、これが最も重要な施術法と言えるでしょう。
髪の毛ほどの細さの鍼を耳の前の3カ所のツボに刺入します。
この鍼は内耳にある原因部分近くにダイレクトに刺激を入れるためのものです。
メニエール病を引き起こした原因部位に、刺激を入れることで内耳の血流を大促進させる事が可能となります。
これは、注射の鍼だと太すぎて出来ないことなのですが、髪の毛くらいの細さの鍼であれば出来る事です。
顔面部の鍼を行う事で、内耳の血流が促進し、耳鳴り・難聴の回復が望めるというわけです。
いかがでしたか?
この4つの根本治療によって、病院でも治らなかったメニエール病の方が、当院の施術で改善していくのです^^
最後に、
今まさにメニエール病に悩んでいる方々に向けて、メッセージをお伝えしていきたいと思います。
メニエール病に悩んでいる方へメッセージ
メニエール病は日常生活にも支障をきたすほどの症状です。
私はメニエール病にお悩みの方を今まで診てきましたが、発作時は本当にツライ症状があり、治療ベッドの横にエチケット袋を置いて施術する事もありました。
薬を飲んでいても、めまいや耳鳴り・耳閉感が改善せず、
仕事はもちろん日々の生活もままならない方が多く存在します。
実際に、メニエール病の後遺症に悩まれて来院する方も少なくありません。
きっと、
このページをご覧の方にも、同じ悩みを持つ方がいることでしょう。
ですが、ご安心くださいね^^
当院ではメニエール病に特化した治療法があり、今まで多くの方のめまいや耳鳴りを解消してきました。
希望を持ってご来院していただければと思います。
ただし、ここでひとつ重要なことをお伝えしたいです。
メニエール病は「早期の治療開始」がとても重要です。治療を開始するのは早いに越したことありません。
今現在、病院に通院している方は、
病院の治療と併用で構いませんので、出来るだけ早く来院していただきたいです。
こでは早期に治療を始める事で、メニエール病の症状が大幅に改善する事がよくあるからです。
メニエール病はしっかりと適切な施術をすれば良くなる病気なので、どうぞあきらめないでくださいね。
鍼灸師という国家資格を有し、長年の経験を積んできた私が
西洋医学的な観点、東洋医学的な観点、両方の視点から診る事であなたのお悩みを全力で解消していきたいと思います。
ダエンからマルで施術を受けられた方のお客様レビュー
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【メニエール病で仕事、日常生活も困っていましたが、良くなりました】 Q1、どのような症状でお困りでしたか?またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?メニエール病で仕事だけでなく、日常生活にも困るようになりました。以前は耳鼻科にて薬を処方してもらっていましたが、定期的に症状が出てその都度いっそう悪化していました。 Q2、鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?またその心配はどうやって解消しましたか?ウェブでの評価は高かったですが、やはり心配ではありました。しかし、他に方法は見つからず妻のすすめもありお世話になりました。 Q3、当院の施術を受けたときの印象・感想を教えてください。身体の中心から自分のもっている治癒力を引き出す方法とききましたが、やはりこの方法でなぜ良くなるのか理解できませんでした。 Q4、症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!先生にもお伝えしましたが「私の寿命が10年延びました」※お客様の感想であり効果効能を保証するものではありません
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